もう早くも2月の終わりです。
まだ3ヶ月あるじゃん。 と思っているのは私だけです。
もう3ヶ月しかない。。と言うのが大半の生徒さんの感想です。
時間がない、上手くできるか、間に合わなかったらどうしよう、本番失敗したら、、、と心配の種は尽きません。
でも、私は全く心配していません。
失敗せずに演奏する事が全てでは無いです。
失敗しなければ良い演奏とも思っていません。
ピュアな気持ちでステージに上がってくれたらそれで充分です。
ピュアな気持ちでステージに上がるにはそれなりの準備をしなければなりませんし、ポジティブな姿勢でなければなりません。
そうすればその演奏はきっと聴いてくれている人に届きます。
投げやりだったりネガティブな姿勢だとそれが伝わってしまいます。
過去の話ですが、、、
学校でイジメられて登校していない子が教室に来てました。
レッスンでは、基本練習には全く見向きもしません。
興味がないって感じでした。
しかし、発表会の時期になるとスイッチが入ります。
何回も音源聞いて何回も叩いて失敗してまた練習して。
その繰り返しのテンションが半端ではありませんでした。
別人の様でした。
目が違う。。
発表会前のレッスンでは完璧に演奏出来てました。
表現力も、テクニックも、全てにおいて。
その曲だけならプロの演奏と言っても遜色ありませんでした。
そんなレベルまで仕上げてきました。
本番当日。
演奏をサポートしてくれるのはプロのミュージシャン。
その子はその日客席に担任の先生を呼んでました。
勿論その日の演奏も完璧。
サポートしてくれたプロのシンガーが「歌っていて鳥肌が立った」と彼女の演奏を賞賛してました。
ステージ脇から聞いてましたがあの演奏は今でも忘れられません。
担任の先生に自分を伝えたい。そんな気持ちがヒシヒシ伝わってきた演奏でした。
とても、ピュアな演奏です。
とても、素敵な演奏です。
でも、そんな大袈裟な事でなくてもいいんです。
皆さん良い演奏がしたいと言う気持ちで望んでくれたらもう、充分です。
失敗したかどうかはどうでも良いです。
失敗しただけですから。
次は失敗しないんです。
そんな皆さんの演奏を見ていていつも初心に帰る私です。
私自身本当にピュアに演奏出来てているか?
本番は5月11日(土) 12日(日) モリコロパークです。
楽しみです。